基本的生活は、食事・睡眠・心理的安全・身体の発達に合った遊びをすることなどで成り立ちます。
からだが発達するとともに脳の発達を促し、自分の思った通りに身体が使える自信になり、繰り返し挑戦する気持ちにつながります。
固有覚を意識した活動
固有覚とは無意識の感覚で、目で見なくても筋肉や関節の動きを感じとることができる感覚です。物を扱うときにどのくらい力を入れたらよいのかを調整する機能もあります。固有覚が上手く働かないと、物の扱いが乱暴になったり、手先の細かい動きや全身運動をするのに努力を要し、疲れやすくなったりします。
・マット運動 ・ハイハイ ・トランポリン ・タオルつなひき
・洗濯ばさみつけ ・イスを運ぶ ・荷物カゴの出し入れ など
前庭覚(バランス感覚)を意識した活動
前庭覚とはいわゆる平衡感覚です。姿勢保持、覚醒、眼球運動、自律神経にも影響を及ぼします。前庭覚がうまく働かないと、たくさん動きつづけたり、重力に負けて姿勢が保てない、文章を読むときに文字や行を飛ばして読んでしまったりすることがあります。
・トランポリン ・タオルブランコ ・ローリングシーソー
・ふれあい遊び ・でこぼこ平均台 など
触覚を意識した活動
触覚は皮膚からの情報で、触られている、冷たい、熱い、痛いなどの感覚を感じます。熱いものを触ると手をのけるような防衛機能や、触れられて安心する機能もあります。
・手形 ・粘土 ・ハンカチあそび ・マッサージ など
その他の感覚
自覚しやすい感覚としては、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感があります。
これらは他者も自分もわかりやすく、例えば好き嫌いがある、においに敏感など対応しやすい感覚です。
・絵本 ・タオル/ハンカチあそび ・粘土 など